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1円=1坪の森林の価値 

1月20日に私達のチャレンジをずっとサポートしてくれたBOS日本の理事長、宮崎さんとお会いすることが出来た。宮崎さんに初めてお会いしたのは2008年10月頃、BOS日本の事務所だった。竹馬で日本縦断しながら募金活動をすると言ったときに宮崎さんは、
「これはなんとも。。無謀なチャレンジを考えましたねぇ」 と子供っぽい笑みを浮かべられた。
私達がチャレンジの募金先をBOS日本にしようと考えたのには訳がある。その理由は主に3つ。

-日本でやるチャレンジだから信頼のおける日本のNPO団体にしたい。

-私達自身自腹を切ってやるのだから、集めた募金の使い道は100%オランウータンのために使われなければいけない。(募金がNPOの運営費やスタッフのお給料になってしまうことがないようにしたい)

-これから先絶対的にオランウータンに必要なのは住むための森なので、オランウータンが住む熱帯雨林を守るための費用として募金を使ってほしい。(オランウータンのリハビリ施設運用費なども考えたけど、それよりもまずはどんどん無くなっている森を確保する方が大切だと思った
ため。)

このすべてに当てはまったのがBOS日本。宮崎さんご自身も昔は森林を伐採する側で働いていたが、オランウータンの親子にあって自分のしていることの罪深さを痛感し、植林の会社を始めるようになったというお話を聞いて、この人なら信頼できると思った。そしてタイミングよく、オランウータンの森保護再生プロジェクトに取り掛かるところだというので、私達の募金はすべてそのために使って頂く事にしたのだ。
そして私達のチャレンジのために専用の募金口座(口座名はポンゴホゴホゴプロジェクト)を作って頂いた。そしてなんと!この募金口座を、引き続きオランウータンの森保護再
生プロジェクト用の専用口座にしたいと言ってくれた。このプロジェクトのために必要な資金は300万ドル。その資金をためる口座としてポンゴ口座を使っていただけるなんてなんて嬉しい申し出!宮崎さんありがとうございます!

そのオランウータンの森保護再生プロジェクトですが、詳細な情報を得たのでここで説明しておきます。↓以下、宮崎さんのメールを一部引用させて頂きました。

インドネシア政府の方針で、2015年までに、保護したオランウ
ータンを檻で訓練するのではなく、自然状態の森で保護することが決まりました。
(森から追い払われたオランウータンを保護する施設がボルネオ島にいくつかあるのですが、せっかくオランウータンを
保護して訓練しても、彼らをリリースする森がないのが現状なのです)
このためにBOSとして106、000ヘクタール(3億2100万坪)の奥地の森林の利用権を確保して【100年】そこにリリースすることになりました。この森林を確保して利用する権利料と、リリースするための費用で、合計300万ドル(約3億円)必要です。

-約3億坪の森林を3億円で確保する-

ということは、1円あったら100年間、一坪の天然林を確保できるということになります。


そう考えると、1円の力ってすごいと思いませんか?インドネシア政府が保護しようとしているエリアは、森林伐採されてしまったエリアではなく、まだ天然林がのこっているエリアです。なのでこのような安価で森林が保護出来るのです。もし伐採されてしまった土地を再生して森を作ろうとしたら、まずは植林しなければなりませんよね。すると植林する費用もろもろで、1円では到底1坪の森は確保出来ません。だから今現存する熱帯雨林は本当に価値が高いものなのだなぁと改めて感じます。

私達がこのチャレンジ中に集めた募金は約110万円。ということは、皆さんに頂いた募金で、110万坪の森が守られるということです。これって本当にすごいことです!改めて、募金をして下さった皆さんに感謝です。

竹馬の旅は終わったけれど、これからもオランウータンの森のために出来ることを続けて行きたいと思います。目指せ300万ドル!

これは宮崎さん親子から頂いた感謝状です。インドネシアの方が一つ一つ手作りで作っている、2つとないフレームに入れてくれました。この感謝状は我が家の一番高いところに飾ってあります。

この旅で学んだことをずーっと忘れないように。




posted by Mick and Miki Tan @ 20:22,

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