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9月23日(糸魚川~親不知)

糸魚川の駅近くで黒崎さんご夫婦とお別れ。黒崎さんは絵手紙が大好きだというので、これから行く県ごとにお手紙を出そうと思う。また楽しみが増えたぞ^^ 本当に暖かいお二人でした。ありがとうございました!
そしていよいよ、新潟に入ってからずっと難所と言われ続けてきた親不知へ挑む日がやってきた。親不知は明治時代に山の上に新道が出来るまでは、断崖絶壁の波打ち際を通過しなければ行けなかったため、何人もの旅人が命を落とした超難所。今は上に道が出来たとは言え、左は山、右は崖、ひたすらカーブとトンネルが続くこの道は私達にとっては命がけの道である(ちょっと大げさか)。しかも、始めのカーブを越えたところで会った工事現場のおじさんの言葉が私達を恐怖の底に落とした。
「あんた達歩いて親不知渡るの?実は朝7時ごろな、あそこの道に熊でたっていうからくれぐれも気をつけてな」
な、なんとぉぉ~!!ここにも熊でるってか!山には熊、道路にはトラック、絶望的な気持ちになった。泣きそうになってる私にミックが、
「ダイジョブダイジョブ。竹馬に乗れば熊よりおっきいから!」
まぁね~それはそうだけど。。とにかく行くしかない。覚悟を決めて歩きだした。親不知のトンネルは、海岸沿い側に窓があるので、車が来たらそこにサッと隠れ、車がいないうちにひたすら走った。竹馬はもちろん降りていたので、手には竹馬をもってトンネルを駆け抜ける姿はまるで忍者。ミックの後ろ姿を見て思わず笑ってしまった。途中トラックが来て避難した窓に超でかいムカデがいて、思わず叫んだがなんとかそこに留まりトラックが通り過ぎるのを待った。もうヤダ~早く終わってくれ~(涙)永遠とも思える親不知は4時間後位にやっと通りぬけた。地獄の一日が終わった。良かった~
ちなみに途中に一か所だけトンネルを迂回出来る歩道がある。そこからの日本海の景色は最高。親不知はまさに天国と地獄を味わうことの出来る道だ。その歩道でご夫婦に会い、私達のチャレンジを知り、寄付を頂く。地獄の後の天使のようなお二人、ありがとうございました!

posted by Mick and Miki Tan @ 6:08,

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