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10月17日 本蓮寺-日本一受けたい授業

この間MARE(福井県のカフェ)で出会ったお母さんに紹介して頂いたお寺を訪ねてみた。このお寺のお主僧はすでに他界しており、お寺には奥様の帝蓮さんと、以前から居候をしているという絵かきのトクさんの2人が一緒に生活していた。2人は私達の為にとっておきのご馳走を作ってくれた。私達が美味しそうに食べるのを見つめる2人はとても嬉しそう。帝蓮さんは地上のことを悟りきった神様のような人。帝蓮さんの生活はとても質素で無駄がないのに、毎日起こることすべてが新鮮で、その一つ一つを楽しんでいる様だった。帝蓮さんとその日の夜話をして、一晩で今まで受けたどんな授業よりも勉強になることをたくさん教わった。当たり前のことだけど、私がすごい納得!と思った話を一つ紹介します。

皆さんは、もし自分の子供がデパートに行っておもちゃをほしがって大の字になって泣きだしたらどうしますか?
1:泣くのを止めるためにおもちゃを買ってあげる
2:適当になだめ、それでも泣きやまなかったらその場から連れ去る
3:泣きやむまでだまってその場でひたすら待ち続ける
私の場合、甘やかされた子供は嫌いなので1は絶対になし。自分的は3に賛成だけど、周りの人の目が気になるし、大声で騒いだら迷惑なので「そんなことしちゃ恥ずかしいよ~みんな見てるよ~」とか言ってなだめて、それでもだめならその場から無理やり引き離すと思う。でも帝蓮さんは、
「私なら泣きやむまでその場で待つでしょうね。周りの人の目が気になる?デパートで会ったほんの一瞬の自分とは何の関係もない人達のことを心配して自分の子供を犠牲にするの?子供とはこれから一生向き合うのだから、ここで絶対だめなことなんだとその場で分からせなきゃだめ。」
それを聞いたとき「なるほど~!!」と思った。確かに私の考えは自分の子供より周囲の反応を無意識に優先してしまっていたから、結果的には子供のことではなく自分のことを考えてしまっていたのだ。これは帝蓮さんが話してくれたほんの一部に過ぎない。私の子供が産まれたらここに修行にこさせようかと本気で考える(笑)
帝蓮さんが毎日行っているお経読みと太鼓の音、お線香の香りに包まれて、とても心が綺麗になった気がした。帝蓮さん、トクさん、貴重なお時間を本当にありがとうございました!

posted by Mick and Miki Tan @ 4:42,

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