Site Network: お問い合わせ | プロファイル |

 



8月14日~8月18日(長くてすみません。。)


8月14日(十二湖~八森)
曇り。後ろ髪引かれるが、行くしかない(涙)。出発する時に汐ヶ島の皆さんが見送ってくれた。ご主人とその妹夫婦のお子さん、かなちゃんとみさきちゃんがお守りにミサンガをくれた。昨日の夜一生懸命作ってくれたそうだ。ありがとう~!八森までの道は歩道がなく、道幅も狭かったので竹馬を降りて歩いても怖かった。途中でババヘラアイスを食べた。おばちゃんがヘラでアイスをバラの様によそってくれるアイスで、味も見た目も良くちょっと元気になった。そしてついに秋田県突入!八森の道の駅に着くと、汐ヶ島のご主人の親戚の方が働いていた。ご主人から電話で何かご馳走してやってと頼まれたといって、イカ焼きとイカ飯をもらった。イカが柔らかくて美味し~い!何から何までお世話になりっぱなしで申し訳ない気がしたが、昨日ご主人に「人の好意は黙って受けるもんだ」と言われたことを思い出した。いつか私達も何らかの形で恩返しをしようと心に決め、就寝。

8月15日(八森~白神温泉)
昨日、奥日報新聞社の方から取材を受けたのだが、丁度昨日から秋田県に来てしまったので新聞が買えないのでどうしようと思っていたら記者の方が送ってくれた。カラー新聞なんて初めてで感動!私達の言いたいことが凝縮された記事になっていた。ありがとうございます!今日は暑くて頭がガンガンした。さすがのミックもヘトヘトになっていた。10キロほど行った白神温泉で今日は終了。白神温泉のスタッフの方が、私の背中のポンゴ(オランウータンの人形)とそこに書かれたメッセージを見て、「私達も白神山地を守る活動をしているので、ぜひ協力させて頂きます」と寄付をくれた。私達は今回オランウータンの森を守るということを目的にしているが、地球上には守らなきゃいけないものは本当に沢山ある。たまに、なんでオランウータンなの?と聞かれることがあるが、私は守らなくてはいけないものに優先順位なんてないと思う。だからこのスタッフの方が「自然を守るという気持ちは一緒なので」と言ってくれたことがとても嬉しかった。明日もがんばろ!


8月16日(白神温泉~能代市)
今日はすばらしい一日だった。なぜかというと、すばらしいホテルとすばらしいオーナーとそのすばらしい家族に会うことが出来たからだ。午後4時頃、能代に着いてキャンプ場はないかとウロウロしていた。取りあえずお風呂に入りたかったので、ホテル大原というホテルのオーナーに聞いてみた。すると通常はお風呂のみはやってないけどいいよ~と言ってくれて、お風呂を借りることが出来た。お風呂に入り終わると、オーナーが「歩いて日本縦断してるんでしょ、ビールご馳走するからゆっくりしていって。」とビールとたくさんのおつまみを出してくれた。ただでさえご厚意でお風呂に入らせて頂いたのに、こんなことまでしてもらっていいのだろうかと二人して恐縮していると、オーナーが「疲れてるんだからそんなこと全然気にしないでゆっくり休みなさい」と言ってくれた。なんて暖かい人なんだろう。あまりの居心地の良さにキャンプ場を探すのをやめて、ホテル大原に宿泊することに決めた。すると、素泊まりだったのに「今日はお客さんが少ないから、うちの残りの夕食で悪いけど食べてって。」と里帰りで帰ってきているお嬢さんが作ってくれたカレーを出してくれた。お嬢さんのお子さん、喜子ちゃん(5歳)がその都度料理を運んできてくれた。お部屋も和室のすごくきれいなお部屋で、明日の朝出るのが嫌にならないか不安^^;ありがとう、ホテル大原!

8月17日(能代~八竜町)
久しぶりにウェスタンスタイルの朝食を食べた。たくさんのフルーツと美味しいパンとチーズ。やっぱり今日出発するのが嫌になった(涙)。ご飯を食べていると、オーナーと喜子ちゃんが、「これ、オランウータンに寄付します」と封筒を渡された。オーナーはポケットマネーから、喜子ちゃんはおこずかいから寄付をしてくれたのだ。昨日のおもてなしといい、なんて優しい人たちなんだろう。ホテル大原、来年もこの人たちに会いにぜひ戻って来たいと思った。
八竜町に4時ごろ到着。この辺に温泉はないかとコンビニの人に聞いたら、「ゆめろん温泉があるよ!車で5分位だからすぐだよ、2キロくらいかな」と教えてくれた。私達は喜々としてゆめろん温泉に向かうことに。が、歩いても歩いてもひたすら田んぼ。1時間ほど歩いたところで、地元の人に聞いたら「うーん、、ここまっすぐいってねぇ、あと1キロもないと思うけどなぁ」と自信なさげに言われた。本当にもう少しなのか?と不安を抱いたが、ここまできたら引き返せない。30分後、今だサインが見えてこない。いったいどこなのゆめろん温泉!?歩き始めてはや1時間30分、なんで竹馬で歩いた後にこんなに歩かなきゃいけないんだ!どこにもぶつけようのない怒りが湧いて来た。2時間後、やっと見えてきたゆめろん温泉。温泉の人にどれくらい距離があるか聞いたら、7キロ位だということだった。車と歩きの距離感覚は違うんだと痛感した日だった。とほほ。。

8月18日(八竜町~八郎潟)
今日は23キロ歩かなくてはいけないので、朝6時ころからスタート。涼しいうちから歩き始めたので結構順調。やっぱり竹馬はペース配分が大切なんだな。2日前に取材を受けた、北羽新報の記事に私たちが載っていたと通りすがりのおじさんが新聞を見せてくれた。とっても大きく扱ってくれていた。記者の方はお盆休みにも関わらず私たちを見つけて取材してくれたのだ。ありがとうございます!あと6キロほどかな~というところで、「すみませ~ん、ABSテレビのものです。取材させてもらえませんか?」と声をかけられた。今日はなんだかメディアデーみたいだ。喜んでお受けしますと答え、取材をしてもらった。北海道テレビに取材してもらった時も思ったが、テレビ関係の人は本当に行動がキビキビして要領がいい。一分一秒が勝負の世界だから自然とそうなるのだろうか。明日放送されるということで、楽しみ♪
途中のコンビニで、男性が私達を待っていた。「こんにちは~覚えてますか?」と言われた。始め気付かなかったが、名前を聞いて思い出した。昨日コンビニで私のリュックに着いてるメッセージを見て寄付をくれたワシヤさん!「昨日はあまり持ち合わせがなくて、今日また会いに来ました」と、寄付を私達に渡すためにわざわざ会いに来てくれたのだ。ブログも読んでくれたそうだ。北海道でも一度同じことがあったが、私達がこのチャレンジを続けていけるのは、ワシヤさんの様な人に会えるからだと思う。私達のしていることを知って、わざわざ会いに来てくれるなんて本当にありがたいことだし、私達がやっていることも少しはいいことを伝えられているのかなと感じることが出来る瞬間だった。ありがとう、ワシヤさん!

続、8月18日(ありえない!by大宅さん)
やっと八郎潟に着いて、食事が出来るところを探そうと思っていたら、地元の子供たちが案内してくれることになった。みんな元気で明るくて可愛かった^^無事レストランに辿り着きご飯を食べていると、青森でお世話になった大宅さんから電話が鳴った。
「こんにちは~大宅です。元気ですか~?」
と大宅さんの元気な声が聞こえてきた。一通り挨拶の会話が終わると、大宅さんが
「実はね、、、、青森から追っかけて来ちゃいました!」と言った。
私は初め意味が分からず、「えっ?」と言うと、
「あのね、秋田に入るところでババヘラアイス食べたでしょ?」
「食べた。」
「そのあと、八森の道の駅行ったでしょ?」
「行った!!えっ何で知ってるんですか!?」
「奥さんと一緒に聞き込みしながら青森からここまで来たんだよ~ありえないっしょ!」
本当にびっくりした。大宅さんは北海道旅行から帰って来て、私達にもう一度会えるとしたらここら辺までだろうと思い、奥さんを説得してここまで旅行がてら会いに来てくれたというのだ。もうすぐ八郎潟に着くというので、一緒に夕ごはんを食べることにした。このニュースを聞いた時のミックの喜びようったらすごかった。奥さんの裕子さんも一緒に来てくれて、青森の思い出話やそれまで会ったことを話した。たくさん話してたくさん笑った本当に楽しいご飯だった。そのあと、温泉に連れて行ってくれた。今日はお風呂が見つからなくて諦めていたので本当に嬉しかった。
「実はね、実希ちゃんのお母さんから頼まれたんだよ。実希はお風呂入れないと不機嫌になるから温泉連れていってやってくれって」
これはもちろん大宅さんの冗談だけど、私達を温泉に連れて行ってくれるために青森から約200キロの道を走ってきてくれた大宅さんご夫婦。他の誰が一度会っただけの私達のことをここまで考えてくれるのだろう。ありえない!本当にありえない!(これ大宅さんの口癖)
大宅さん、裕子さん、すばらしい思い出を本当にありがとうございました!

posted by Mick and Miki Tan @ 6:27,

0 Comments:

コメントを投稿

<< Home