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1センチから始まった竹馬行脚



旅の1日目、強風豪雨の中必死に歩いた宗谷岬。足に針を刺されているんじゃないかと思うほど痛む足を我慢して辿り着いた稚内。私今まで生きてきた中で一番頑張った!と自負しながら、旅館のお風呂を出た時にふと目に入った日本地図。見なきゃいいのについつい足がそっちに向かう。私が頑張って歩いてきた2日間の道のりは、日本地図のほんの1センチの距離。天国から地獄に突き落とされた気分だった。まだこれだけ!?いったい北海道を終えるまでにどれだけかかるんだろう。ミックが向こう側で待っていたので今見たことを伝えると、ミックも同じことを思っていたらしい。それから全体の日本地図を見るのはやめた。数日間の地図を見て、終わったら次の地図に移り、また終わったら次に移るということを繰り返した。各県を終えたら次の県の地図を買ってルートを決める。そんなことを地道に繰り返してきたら、あれよあれよと言う間に東北、北陸、関西、中国、四国を越え九州まで辿り着いていた!
今まで肉体的に苛酷なチャレンジに挑戦したことがなかった私なので、これは本当に大きな一歩である。どんなに大変なことでも一歩ずつ進めば必ず出来るんだという自信がついたし、まず何かを始めると決めることが何より大事なんだということを身にしみて分かった。私達のチャレンジの目的は子供たちに「無理だと思ってもやれば出来る」ということを伝えることが一つにある。このチャレンジを始める前は、子どもたちに偉そうなこと言っておきながら自分は生徒だった時に何かに打ち込んだことあったっけ?と疑問に思うこともしばしばだった。だから今は自分が竹馬日本縦断というチャレンジを始めて本当に良かったと心から思う。この経験がなかったら、何かをやる前に諦めてしまったり、怖がって始めることも出来ない自分に対して罪悪感さえ持たずに人生を終わってしまっていたかもしれない。だからこのチャレンジのきっかけを作ってくれたミックの学校の生徒達に、応援してくれた人たちに、そして一緒にこの旅を続けてくれるミックに感謝。そして自分のことを少しだけ好きになった自分を褒めてあげたい^^

posted by Mick and Miki Tan @ 15:22,

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