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エコキッズで講演会


先日、私の地元でささやかな講演会をさせてもらった。エコキッズクラブでは、月1位でみんなで集まり、環境について話し合ったり、実際にボランティア活動をしたりするそうだ。私の地元なのに、こんなクラブがあるとは全く知らなかったので驚くとともに、自分の地元が誇らしく感じた^^

その日来た子供たちは6,7人で、そのご両親を集めて10人位の方の前で私達の旅の話をさせてもらった。

久しぶりに壁に飾った竹馬をおろし、押し入れに封印したリュックとすっかりと家におちついたポンゴ君(旅にお伴してくれたオランウータンの人形)を子供たちに見せることにした。

まず初めに理解してほしかったこと、それは私達が行ったチャレンジがどんなものだったのかということ。ミックが旅の様子を話している約5分間の間、その場にいた男の子に竹馬に乗って歩いてもらい、降りたあとに10キロほどの水が入ったリュックを背負ってもらう。

「これで竹馬で日本縦断、出来る~??」との問いに彼らは、

「いや無理無理!絶対無理!」

う~ん、久しぶりだな~この反応!旅が始まる前からずっと聞き続けたこの言葉。

でもこのチャレンジをするのは最も無理だと思われる人物はこの私。だって運動神経も決していい方ではないし、貧血持ちで体力に自信があるわけでもない。虫は大の苦手だし、(昔実家に住んでいたころ、家にナメクジがいるのを発見したが退治できず、近くの友達を呼び出して塩をまいてもらったほど嫌い!)外でキャンプなんて2度くらいしかしたことない。しかもかつてものすごい人見知りで、周囲の人に注目されることが大っ嫌いだった私。小学生低学年の頃まで、父親以外の男性が近づくとおお泣きし、隣に知らない人が座るだけで緊張していた。その私が、竹馬に乗って歩くというこの上ないおかしなことにチャレンジし、毎日人にジロジロ見られたり笑われたりする毎日を189日間行ってきたのだ。そして約3000キロの道のりを、15キロのリュックを担いで、野宿しながら竹馬で歩くことが出来たのだ。

これを聞いても、あなたに竹馬日本縦断は無理だと思いますか?

私が言いたいことは、何もみんなに竹馬日本縦断をしてもらいたいなんてことではない。ただ、何かを始める前に、これは私には無理だ、と思わずに、まずは始めてもらいたいということだけ。

ここにいた数人の子供達、本当にキラキラした目をしていた。私達の話、出来ないことはない!ということを理解してくれたのだと思う。前から何度も言っているけど、ものすごいパワーを持っているのは私達大人ではなくて、子供たち。私達に出来ることは、自分たちの経験を話して子供たちの「出来る」というパワーと可能性を引き出してあげること。昨年の経験が、こんな風に役立って本当に良かった!そして元気で明るい子供たちに会えて良かった!

そこにいらっしゃった保護者の皆様から寄付金を頂きました。ありがとうございました!頂いた寄付金は、BOS日本のポンゴホゴホゴプロジェクト口座に振り込ませて頂きました。皆さんの暖かいお気持ちがポンゴの森に届きますように☆

posted by Mick and Miki Tan @ 22:41, ,




倉敷青年会議所にて講演会



だいぶ遅くなってごめんなさい!
先月、倉敷の青年会議所で講演会をして来ました。

ことの始まりは、倉敷の国道を歩いていた時に高谷さんに出会ったこと。高谷さんは、私達がコンビニで休んでいたところ、作業着にトラックという様相でやってきた。
「何やってんの!?」と心底驚いた顔。私達は理由を説明すると、みるみる顔が輝いてくる。
「スゲーなぁ。あ!じゃあ俺寄付するよ!あれ?金がねぇな。。。じゃあそこでおろしてくるから。ちょっちょっと待ってて!ここで待っててね!」
といってトラックで去っていった。実はこのところ竹馬の調子が悪く、日はだんだん短くなるのに何時間も修理に時間をとられ、毎日あせったりイライラしたりでへこんでいた。高谷さんと会ったこの時も、壊れた竹馬を直していて2人とも疲れ果てていた時だった。だから高谷さんの行動、ひとつひとつに励まされたのだ。
高谷さんは戻ってきて私達に寄付を渡し、すぐに去っていってしまった。
高谷さんから再び連絡があったのは旅を終了したすぐあとのこと。
「倉敷で会った高谷です。覚えてますか?」
出会った時の話し方と随分ギャップがあったけど、私はすぐに思い出した。そして、高谷さんは私達に、自分が所属する倉敷青年会議所での講演会の講師として招きたいと言ってくれた。
まさか自分が講師だなんて!そんな大役私に務まるのか、かなり不安だった。しかもその日は平日だったので、ミックは仕事で来れないから私一人。でもせっかくのお申し出を不安だからと断るわけには行かない。私は一人で倉敷まで行く決心をした。
講演会に来られる方は100名を越えるという。しかもホテルの一室を借りてやると言う。やるからにはみなさんに満足していだたけるお話をしなくては。

―やっぱりパワーポイントとか使った方が分かりやすいしプロフェッショナルな感じかな。
-退屈しないように映像を間に2回くらい流して。。

これでなんとか皆さんに興味を持って聞いてもらえるかな。準備を終えて、倉敷に行く前日、ミックに通して私のプレゼンを聞いてもらった。ミックは、
「ミキはこれでいいと思う?」 と私に聞いた。私は
「実は、まだこれでいいのか不安が残るんだよね。。」 と言った。
「ミキの話はプレゼン必要なのかな?だってミキの話はみんなに何かを教えるんじゃなくて、感じてもらうことでしょ。プレゼンを見せるとみんなの意識がそっちにいっちゃうし、むしろ邪魔になるんじゃない?」
「確かに。。」
「しかも映像も、2種類も流す必要なくない?佐多岬ゴールの映像だけで十分私達の旅の様子は伝わると思うよ。2つもあったら混乱するし、まとまらないよ。」
「そう、、そうだよね!じゃあ今から変える!」
そして倉敷出発前日に、プレゼンを使うのを中止し、今までの計画を180%変更した。私達の経験を話すのに、プレゼンなんて必要ない。退屈なんかさせない。私が心から思っていることをみなさんに伝えるだけでいいんだ。そう思ったらとても気持ちが軽くなった。

そして岡山空港に着き、そこにいたのは前から私のチケットや当日の進行の手配などを陰ながらしてくれていた日吉さん、そして梶房さん。梶房さんとは東京の講演会で一度お会いしていたのだけど、あの時の私はTシャツにパンツで、今日はガラリと変えてスーツだったので初め気付かなかったそう^^; 確かにHPの写真もいつも竹馬だったし、スーツなんて着てたらたとえ旅で出会った人に会ったとしても同一人物とは誰も思わないだろうなぁ。2人はホテルまでの道のりで色々な話をしてくれて、私もリラックス出来た。

そしていよいよ講演会。中に入って拍手が終わるとシーンと静まり帰った。高谷さんが私のことを紹介してくれる間私の緊張はピークに。こんなに人がいるし、なんかお偉いさんみたいな方がたもたくさんいるし、大丈夫!?私!?
でも、自分のチャレンジの紹介をし始めると、不思議と気持ちが落ち着いてきた。ジョークを言う余裕まで出てきた。(誰か笑ったかは覚えていないけど 汗)

私がこの日、一番伝えたかったこと。それは、自分が出来ることをなんでもいいから始めてもらいたいということ。だってこの会場にいる皆さんは、会社の経営に携わっていたり、社会的地位が高い方がたばかり。ということは、私達なんかよりももっともっと周囲に影響力がある人達の集まりだ。そんな人達が集まって何かやろうって決めた時、出来ることの可能性に限界なんてない。

倉敷青年会議所の今年のスローガンは、「限界に挑戦」ということだった。青年会議所の方々はとても一生懸命で、まっすぐで、まじめで、でも面白くてとても魅力的な人達だった。この人達が、限界に挑戦し続ければ倉敷はもっともっと素晴らしい街になること間違いなし!

この日、来て下さった一般の方々にアンケートを書いてもらったものを頂いた。見たら、すべての人が満足、ほぼ満足に丸をつけて下さっていた。そして自分でも何かやろうと思った、というコメントを書いて下さったかたがほとんどだった。私が伝えたかったこと、きちんと伝わったみたいだ!本当に嬉しかった。この講演会に来て下さった皆さん、ありがとうございました!

最後に、私の観光に付き合ってくださった青年会議所の皆さん、本当にありがとうございました!
美観地区、大原美術館、むらすずめ、黄ニラ、ママカリ、、そして明るい地元の人たち。
倉敷は私の大好きな街の一つになりました☆
↓むらすずめの手作り体験。熱いんだなこれが!

posted by Mick and Miki Tan @ 22:20, ,