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10月3日(高岡~砺波)

今日、久しぶりにミックと言い合いになった。原因はこれからのルートのこと。元々二人で決めたプランでは、359号線という富山県と石川県の県境を山越えしなければいけないが、交通量が少ないこの道を行こうということになっていた。しかし、途中で会った地元の人に、359号は山がものすごいから平坦な8号線で行ったらどうかと言われ、更に人力車カップルが8号線を通って石川県入りしていたが、8号線は思ったより辛くなかったという情報をくれていたことから、私が359号ではなく8号線にしないかと提案してみた。するとミックは、359号が山道なのははじめから分かっていたことだし、それを踏まえて二人で決めたんだから失敗してもいいから行ってみようと言った。私は意地を張って無理に難しい道を行かなくてもいいんじゃないかと思ったのだが、ミックは私が自分達の決断を差し置いて、他の人の意見にすぐに流されることを良く思わなかったみたい。結局第三者の意見をもう一度聞くことにし、ガソリンスタンドの方に359号と8号線どちらがいいか伺ったところ、359線の方が危なくないのではないか、ということだったので359号にすることにした。
私の悪いところは柔軟すぎること。大抵どんな状況でも柔軟に対応出来るが、自分の意思をすぐに見失ってしまう。ミックの悪いところは頭が堅いこと。我慢しなくていいところで無駄に我慢してしまう。全く正反対の二人が良くここまで旅を一緒に続けていられるなぁと思うが、お互いから学ぶところも多いから毎日飽きない。だから続けていけるのかな。
今日は、人力車カップルから紹介してもらった大塚さんご夫婦のご実家に泊めていただくことになった。大塚さん夫婦は現在東京に住んでいるが、来年には富山に引っ越しするのだという。私もミックも富山がとても気に入ったので、富山に引っ越すと聞いて羨ましく思った。正直富山県に入る前はあまりなんの印象もなかったのだが、海と山に囲まれていて自然も多く、でも大きな都市もあって、水もお米も美味しくてとにかく素晴らしい!人も優しいし、何より今まで通過してきた県のどこよりも冬がすごしやすい^^2人とも寒いのが苦手なのでその点かなりポイント高い!その夜は、お父さん達も一緒に晩餐。お父さんは私の父と良く似ていて、他人の家にいる気がしなかった。とても楽しい夜を本当にありがとうございました!

posted by Mick and Miki Tan @ 4:58, ,




10月2日(富山市~高岡)

今日はバケツをひっくり返したような大雨。二人ともこの雨のすごさには笑うしかなかった。リュックの中までびちょびちょで今日もどこかに泊まるしかないのかと思っていたら、傘をさしたおじさんが立っていた。おじさんは、「今日どこかに泊まるんですか?良かったら家来ませんか?」と言ってくれた。まさに救世主のようなこのお方。高岡の駅に着いたたら迎えに来てくれるということになった。途中、パンやさんで休んでいると、富山大学で教授をしているという小林さんに会った。高岡駅までの近道を教えてくれたりとても親切な方だった。その後、朝日新聞社の久永さんから電話があり、取材を受けることになった。久永さんからよくよく聞いてみると、小林さんが朝日新聞社まで竹馬で日本縦断してる人がいると連絡をしてくれたらしい。数分話しただけなのになんていい人!しかもそのあと一緒に撮った写真と高岡周辺の地図を渡しに来てくれた。さすが教授!やること早いし頼りになります^^小林さん、どうもありがとうございます!
その日の夜は、薬師さん(救世主のおじさん)宅にお世話になることに。奥様の弘子さんはとっても明るくて面白い方だった。初めて来たお家ではじめは遠慮がちだったのが、あけっぴろげで仲良しのお二人を見て、私達もどんどんリラックスしてお酒も進んだ。芸能人が田舎に一泊するTVがあるが
「なんで断るんや、ウチ来たらええやん!っていっつもお父さんと言ってるんよ」
と言う奥さん。ホームステイもたまに受け入れるのだそうだ。こんなお家だったらみんな日本を好きになって帰って行くだろうな。薬師さん、素敵な時間を本当にありがとうございました!

posted by Mick and Miki Tan @ 6:55, ,




9月30日~10月1日(富山市休日)

これからのルートをミックと相談。内陸を通って山を越えるか、海岸線を通って崖道を行くか悩んむ。内陸の方が栄えているから便利なんだけど、山越えはなるべく避けたいので海岸線を行くことに決めた。地図を見るとやっと半分まで来たんだなぁと感無量。始める前は無理だよやめなよと言われたこともあったが、始めの一歩を踏み出せばなんとかなるもんなんだと身を持って実感した。ここまで続けてこれたのも、家族、友達、旅中に会った様々な人達、そして私のムードをいつもうまく悟って元気づけてくれるミックがいるからなんだなぁと思った。あと半分、頑張ろう!

posted by Mick and Miki Tan @ 6:55, ,




9月29日(浜黒崎~富山市)

まだ大雨。どうせすることも無いし、やけくそ気味で朝ご飯を作る。するとなんと2日前に大島キャンプ場に会いに来てくれた高柳さんが現れた。今日から手術で病院に入院すると言っていたのになんで!?
「病院抜け出してきちゃった。ラジオ持ってきたよ~」と高柳さん。
高柳さんは私達のことをFM富山に投稿してくれていて、昨日の夜私達のことが紹介されていたらしいのだけど、ラジオを持っていなくて聞けなかったと話していたから今日ラジオを持って来てくれたのだ。
絶望的に落ち込んでいても、ちょっとしたきっかけでものすごく元気になれるのだということをこの旅中に学んだ。今日もそれで、一晩中寝れなくて朝起きてもまだ雨降っててすごいブルーだったのに、私達のことを思って病院から抜け出してきてくれた高柳さんの気持ちが私達にものすごいパワーを与えてくれた。高柳さん、ありがとう!!
今日は富山市内のビジネスホテルに泊まり、明日はお休みすることにした。さすがにハードで疲れたよん。

posted by Mick and Miki Tan @ 6:53, ,




9月28日(滑川~浜黒崎)

超強風。竹馬が吹き飛ばされそうになり、竹馬でもこうなんだから人力車は大丈夫かとふと心配になった。キャンプ場に着いても風がビュービューで、テントを張れるところを探しまわったがこの風では無理。とりあえず風が収まるのを待って、その間銭湯にいった。帰ると少し風は収まったが雨が降りそうなどんより雲。なんとかなるでしょ、昨日の寝不足もあり、夜ごはんもたべずに7時に就寝。2時頃、おしりの下が冷たくて起きる。見てみるとテント中水浸しだった。このときの絶望的な気持ちは味わった人にしか分からないだろう。本当~に何もかも嫌んなる。寝袋はびちょびちょ、洋服もびちょびちょ、寒いし寝むたいのに寝れないし外は大雨。テントを雨の中大急ぎでたたみ、取り合えず雨が少ししのげる管理棟の横の小さなテーブルで晩を過ごす。家無き子も楽じゃない。

posted by Mick and Miki Tan @ 6:53, ,




9月27日(黒部~滑川)


今日は人力車カップルと一緒に行脚。いつもより一段と目立って、まるでお祭りみたい。声をかけられる回数も全然違う。途中で知り合ったご家族と話していたら、ご主人がやっている魚津市のラーメン世界でお昼を食べて行って下さいと言ってくれた。そのご家族の息子さんは、おそらく私達を見た多くの人が聞きたくても聞けない素朴な疑問を次々と投げかけてきた。その中で、
「恥ずかしくないの?」という質問をされた。
人力車の2人はなんの迷いもなく、
「なんで恥ずかしいの?自分のやりたいことをやってるんだから幸せだよ。」
と答えた。すごいと思った。私は、周りからジロジロ見られると正直居心地悪いと感じることがある。もっと自分に自信を持って、誰に何を言われても笑顔で受け止められる強さを得ることがこのチャレンジ中の目標の一つ。だから2人が引け目なく自分達の夢を語れることをとても羨ましく思った。祥平君と水帆ちゃんに会って本当に勉強になった。これからくれぐれも事故に会わずに無事旅を終えてほしい。そして二人のキラキラした夢をたくさんの人に伝えて大きな輪を作って下さい。私達はもうその輪の一員です^^また来年伊勢で会おうね!
この日、初めて暗闇の中を竹馬で歩いた。途中で寄ったコンビニの店長が、私達を見て出てきてくれた。話をすると、それではと寄付をくれた。暗ーい夜道の中の光のような店長、本当にありがとうござました!
目的地に着いたのは夜8時。明日からまた頑張らねば!

posted by Mick and Miki Tan @ 6:46, ,




9月26日(生地~大島→黒部)



今日は4人でペアルック。しかもミックと伸子ちゃんがピンクで私とダレルが青のポンゴTシャツという変な組み合わせ。この間私達が死ぬ思いで通った親不知を見に行こうと車で出かけた。途中で道に迷ってしまい、Uターンして小道に入り込むと、草地に止まっている人力車を発見!ミックがあっと叫んでダレルが車を急停車した。4人は車からなだれ降りて人力車の2人を取り囲んだ。ミックの第一声は、
「元気ですか!」
人力車の二人は困惑した顔で、「これ、なんのチームですか?」
驚くのも無理はない。私達はその時竹馬を持っていなかったし、いきなり4人組の変なペアルックが話しかけてきたんだもんね^^;でも私たちは北海道をスタートしたときから何度も2人の噂を聞いていて、ずっと会いたいと思っていたから2人を発見したときは懐かしい友達に出会ったように嬉しかった。私達が竹馬で日本縦断をしていると言ったら、人力車の2人も「あー知ってる!旅の間で何度も聞きました」と言ってくれた。それから水風船がはじけたように話がどんどん溢れて来て、この時だけでは語りきれなそうだったので今夜キャンプ場で落ち合うことにして別れた。今日ダレル達が来ていなかったら、道に迷わなかったら、親不知に行こうと決めなかったら、絶対に2人に会うことは出来なかった。色んなことが重なって出来た偶然(運命か!?)に本当に感謝。
その後、親不知を車で通ったが、あの時の恐怖はいったいなんだったのだろうと思うほどあっけなく通り過ぎてしまった。それから私達は大島キャンプ場まで竹馬で歩き、ダレルと伸子ちゃんは車で私達のことをビデオで撮影してくれた。2人だと長い道のりが、ダレル達のおかげでずっと短く楽しく感じた。キャンプ場に着くと、私の親友の旦那の取引先の人で、富山に住んでいる高柳さんと塚田さんが来てくれた。去年ミックが出場したサイクリングのイベント、ツールド千葉で一度だけ会っただけなのに(しかもとても遠いつながりなのに)たくさんの差し入れと寄付金を持って来てくれた。ありがとうございます(涙)しかも服は去年一緒に来ていた珍転風倒(ちんころふわっと)と書かれたサイクリングチームのウェア。しばらく6人で談笑していたが、とうとうダレル達が帰る時間になった。このまま車に乗っていけば千葉に帰れるな~なんてぼんやり考えていたが、いやいや、だめだめと自分に言い聞かせ、二人を見送る。本当にこんな遠くまでこんな短い時間の為に来てくれた二人には本当に感謝。帰った時に会えるのを楽しみにしてます!ありがとう^^
そして高柳さん達も帰る時間になってしまった。またミックと二人ぼっちになってしまい寂しい(TT)人力車カップルはどこにいるかと電話すると、黒部市にいるという。偶然知り合った銭湯のご主人が、私達のことも呼んで、4人で座敷を使わせてくれるというので来ないかと誘ってくれた。もちろん2つ返事でOK!その夜は、旅人同士じゃないと分かちあえない話で大盛り上がり。人力車カップルこと祥平君と水帆ちゃんは、祥平君の旅中に出会い、来年の11月22日にゴール地点の伊勢で結婚するという。出会いの輪を繋げながら旅をしていきたいと語る2人は本当に輝いていた。そして本当に人力車が好きなんだという祥平君の話を聞き、私ももっと竹馬を大事にしようと反省した。ゴールしたら竹馬なんて見たくもないから最後には燃やしちゃうかも、なんて冗談で言ったこともあったけど、ここまで私達を事故もなく連れて来てくれた竹馬に感謝しなくちゃね。終わったら家の壁に飾ってあげるからね^^銭湯(藤の湯)のご主人中田さんと、お友達のワークマンも加わり、楽しい夜は夜中1時まで続く。初めてあった同士でこんなに楽しく飲めるなんてすごい。素敵な偶然に感謝。今日は本当にたくさんの人と出会った一日だった。皆さん本当にありがとう!

posted by Mick and Miki Tan @ 6:36, ,




9月25日(宮崎~生地)

                      ↑稲刈り前の田んぼにて。金色でとても綺麗
今日は千葉の友達、ダレルと伸子ちゃんが来てくれるという。すごい暑い日だったが2人に会えるのを楽しみに目的地、園家山キャンプ場に着いた。ところがこのキャンプ場空いているはずなのに管理人がいない。バンガローを借りようと思っていたのにこれじゃ無理。とりあえず、2人が来るまで温泉にでも入りながら考えようと新浜温泉へむかった。どこまで行っても見えてこないので、地元のおじさんに聞くと
「あ~あの温泉か。最近つぶれちゃってね~。。」
ガ~ン!!キャンプ場だけでなく温泉も無い!しかしこの暑さの中、温泉に入れないなんて絶対にヤダ!仕方なく6キロ先の生地まで向かうことにした。一旦終わったと思ったのに歩きを続けるほど辛いことはない。挫けそうになったが、伸子ちゃん達に会えることを楽しみに頑張った。そして丁度生地に着いた頃、スカイラインがブィンと音を立てて止まり、中からダレルと伸子ちゃんが降りて来た。2人はいつも元気で(いい意味で)騒がしくて、周りをとっても明るくしてくれる。この日、私達にまさに必要だったものを持って来てくれたようだ^^空気は一変して明るくなり、4人で温泉宿へ向かうことになった。再開を祝して、魚の美味しいレストランで鯛を焼いて食べた。宿に戻り、買ってきたポテチを食べるのを忘れるほど夢中になって色々な話をした。今日、私達がこんなに幸せな気分でいられたのは本当に2人のおかげだ。友達っていいな^^

posted by Mick and Miki Tan @ 6:32, ,




携帯でもブログの更新始めました!

イーモバイルのエリア内で、パソコンに充電が残っていて、私達の時間がある時、というタイミングが揃う時があまりにも少なく、ブログの更新が遅れて皆さんにご心配をおかけしてしまうので、携帯からブログ更新が出来るようにしました。携帯からのブログ更新は、「今どこ」のタブをクリックするとご覧いただけます!

posted by Mick and Miki Tan @ 6:59, ,




9月24日(親不知~宮崎)富山県!


とうとう富山県突入しました!やっと旅の半分キタ~!!北海道を出発したときには想像も出来なかった富山県まで来れたなんて信じられない!富山到着を祝って綺麗なキャンプ場へ。いつもと同じぢゃん!って思いました?でもキャンプ場が綺麗か綺麗じゃないかでだいぶ気分が違うんだな~。しかも管理人のおじさんがフレンドリーで親切で尚嬉しい^^富山最高!

posted by Mick and Miki Tan @ 6:36, ,




9月23日(糸魚川~親不知)

糸魚川の駅近くで黒崎さんご夫婦とお別れ。黒崎さんは絵手紙が大好きだというので、これから行く県ごとにお手紙を出そうと思う。また楽しみが増えたぞ^^ 本当に暖かいお二人でした。ありがとうございました!
そしていよいよ、新潟に入ってからずっと難所と言われ続けてきた親不知へ挑む日がやってきた。親不知は明治時代に山の上に新道が出来るまでは、断崖絶壁の波打ち際を通過しなければ行けなかったため、何人もの旅人が命を落とした超難所。今は上に道が出来たとは言え、左は山、右は崖、ひたすらカーブとトンネルが続くこの道は私達にとっては命がけの道である(ちょっと大げさか)。しかも、始めのカーブを越えたところで会った工事現場のおじさんの言葉が私達を恐怖の底に落とした。
「あんた達歩いて親不知渡るの?実は朝7時ごろな、あそこの道に熊でたっていうからくれぐれも気をつけてな」
な、なんとぉぉ~!!ここにも熊でるってか!山には熊、道路にはトラック、絶望的な気持ちになった。泣きそうになってる私にミックが、
「ダイジョブダイジョブ。竹馬に乗れば熊よりおっきいから!」
まぁね~それはそうだけど。。とにかく行くしかない。覚悟を決めて歩きだした。親不知のトンネルは、海岸沿い側に窓があるので、車が来たらそこにサッと隠れ、車がいないうちにひたすら走った。竹馬はもちろん降りていたので、手には竹馬をもってトンネルを駆け抜ける姿はまるで忍者。ミックの後ろ姿を見て思わず笑ってしまった。途中トラックが来て避難した窓に超でかいムカデがいて、思わず叫んだがなんとかそこに留まりトラックが通り過ぎるのを待った。もうヤダ~早く終わってくれ~(涙)永遠とも思える親不知は4時間後位にやっと通りぬけた。地獄の一日が終わった。良かった~
ちなみに途中に一か所だけトンネルを迂回出来る歩道がある。そこからの日本海の景色は最高。親不知はまさに天国と地獄を味わうことの出来る道だ。その歩道でご夫婦に会い、私達のチャレンジを知り、寄付を頂く。地獄の後の天使のようなお二人、ありがとうございました!

posted by Mick and Miki Tan @ 6:08, ,




9月22日(糸魚川)

今日はジオパークに認定されたという糸魚川を4人で観光をすることにした。まずはヒスイ峡へ。ものすごい渓谷が見えてきた。良く見ると岩にちっちゃな何かが見える、、もしかして、あれって人!?ここはクライミングが有名らしく、クライマーがものすごい岩に挑んでいた。こんなすごい渓谷が日本にあるなんて知らなかった。
そのあとは高浪の池へ行くことにした。この池には浪太郎という3・5メートルもある巨大魚がいるという噂。その噂を確かめるためにボートを借りて乗ることにした。池の隅から隅まで浪太郎ことナッシーを探したが残念ながら発見できず。でもとても綺麗な山に囲まれた景色を楽しむことが出来た^^
みゆき達はこれから帰らなければならないので、4時ころにお別れ。本当に楽しい時間はあっという間だ(涙)こんな時は早くこのチャレンジが終わって千葉に帰りたいと思う。でも応援しに来てくれた二人の為にも、きちんと旅を終えることが出来るよう頑張らなきゃ!みゆき、なべなべ、本当にありがとう~☆
そしてそれから、糸魚川に住む黒崎さんを訪ねた。黒崎さんは、産経新聞にのった私達の記事を見て、お手紙をくれた私達のチャレンジ最初のサポーター。黒崎さんはもともと能生の辺りに住んでいて、旅人が通ると声をかけて奥様のやっていた民宿に泊めていたという(もちろん無料で!)。人と話すのが大好きな黒崎さんだが、奥さまが民宿を辞めてから山の方へ家を引っ越し、それから旅人と会う機会が無くなってしまったという。私達は山へ引っ越してから来た初めての旅人だと嬉しそうに話す黒崎さんご夫婦。こんな暖かい人達とめぐりあうことが出来ただけで、この旅を始めてよかったと思える。居心地の良いお宅で、隣に流れる滝の音を聞きながらぐっすり眠ることができた。

posted by Mick and Miki Tan @ 5:41, ,




9月21日(能生~糸魚川)

今日も気持ち良く歩行者専用道路を歩く。車を気にしなくて良いって本当にすばらしい!今日は高校からの親友、みゆき夫妻が遊びに来てくれるというので、それを楽しみにサクサクと糸魚川まで歩く。目的があると歩けるんだな、これが!久しぶりに会う千葉の友達。なんだかすごく懐かしくて、会った瞬間からお互いに弾丸のように話しだした。ミックとなべなべ(旦那様)は2度ほどパーティで会っただけだったのにいきなり一緒に温泉に入ることに。でもミックもすっかり日本の文化には慣れたらしく全然平気だったみたい^^日本人は、どちらかというと女子は女子同士、男子は男子同士という感じで、お互いの集まりに相方が来ることは少ないと思うけど、オーストラリアでは集まりは必ずといっていいほど常にカップルor夫婦で参加する。だから私は親しい友達には必ずミックを紹介して、仲良くなってもらう。ミックと旦那さんとも仲良くなってもらえれば一緒に遊べる機会も増えるから尚良し。だからなべなべとミックがゆっくり話せる時間が出来て本当に嬉しい。この日はシルバーウィーク中でどこの旅館も一杯だったのが、キャンプ場のキャビンがなんとか空いていたのでそこで雑魚寝することにした。2人は私達の旅のためにシャンパンを持って来てくれた。4人で深夜まで飲んで話して、最高に楽しかった!

posted by Mick and Miki Tan @ 5:19, ,




9月19日、20日(直江津~名立~能生)

今日の目的地は名立。名立の道の駅の温泉は最高!スタッフも優しいし、暖かい感じがした。温泉でゆっくりとしながら一日の疲れを癒した。
次の日は能生のキャンプ場まで。名立からずっと自転車道兼歩道が完備されていて、車におびえることなく歩くことが出来て気持ち良かった。昔鉄道が通っていたところを改装してこの道を作ったらしい。きちんと歩く人用のトンネルまであってびっくり!糸魚川までずっと続いているというから嬉しい^^
能生の道の駅で、男の子とそのお父さんと話していて、私達のやっていることを知ると、男の子がおこずかいから「これ使ってください」と寄付をくれた。休暇中他のことにたくさん使うことがあるだろうに、優しい心に感謝です。ひびき君ありがとう!
今日はこのチャレンジを始める前からサポートしてくれている大島さんご夫婦と田村さんが応援に来てくれた。一緒にお昼を食べながら今まであった事など話していたらあっという間に時間が過ぎてしまった。こんなに遠いところまで私達に会うために来てくれて、本当にありがとうございました!

posted by Mick and Miki Tan @ 5:03, ,




9月18日(大潟~直江津)

直江津まではずっと国道8号線を歩いた。この道は交通量が多く、景色もビルや工場が続く退屈な道だった。歩いているだけで、排気ガスで顔が真っ黒になる。そういえば北海道を歩いているときに国道12号を利用したが、この道も8号線と同じく退屈な道だった。それまで海や平野をみながら景色を楽しみに歩いた北海道で唯一うんざりさせられたこの道を、わたし達は「こいつ」と命名した。どうやら8号線は「こいつ2号」になりそうだ。幸い今日は12キロと距離が短いので、さっさと終わらせてしまおうとペースをあげる。そして1時には直江津駅周辺に到着。一安心してお昼を食べていると、電話がなった。見たことのない番号からだった。誰だろうと思って電話にでると、新潟県に住む男性の方からだった。ラジオを聞いて、直接寄附を渡しに行きたいとお電話してくれたのだ。その方は浅見さんという方で、ご自身も動物保護の活動をされているのだそうだ。お仕事でちょうど直江津に来るというのでお会いすることにした。浅見さん、貴重なお時間とご支援を本当にありがとうございました!国道8号線にやられていた私達も浅見さんにお会いして元気を頂きました^^
今日は五智公園の天辺にあるキャンプ場に宿泊。上りきると、残念ながらキャンプ場はもうシーズンオフで閉まっていたが、1日だけテントを張らせてもらうことにした。綺麗なキャンプ場で喜んでいたのもつかの間。沼が近くにあるため蚊が大発生していた。しかも管理棟の横に「熊に注意」のサインを発見。
テントの中に避難したが、外には蚊がうようよしていて一晩中ブンブン飛び回っていた。蚊が意思を持って集まれば、人一人くらい襲えるんじゃないかと思う程の量だ。思わず私の友達の薫ちゃんを思い出した。薫ちゃんは蚊が大の苦手で、こんな大群の蚊を見たら気絶するんじゃないだろうか。。
夜中に枝がパキっと折れる音を聞いた時は心臓が飛び出るかと思った。テントにつるした熊鈴を必死に鳴らした。でも後で考えると熊にしては音が小さかったのでうさぎか何かだったと思う。(と思いたい。。)新潟でも熊におびえるとは思わなかった(涙)

posted by Mick and Miki Tan @ 4:58, ,